産み分けを望んでいる妊婦さんの中には「リンカルが効果的」という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?この記事では、そもそもリンカルとは何か、産み分けに効果的と言われる理由などの基礎知識から、リンカル以外の産み分け方法についても解説しています。
メディアなどにも取り上げられ話題となっている「リンカル」とは、「リン酸カルシウム」のことです。リンカルは健康補助食品ですが、本来、胎児の先天性異常の発生率を抑える目的で開発されたものです。
詳しいメカニズムについてはまだ分かっていませんが、サプリメントとしてリンカルを摂取して妊娠した場合、男の子が生まれる傾向が多かったことから、産み分けに効果があるのではないかと注目されるようになりました。
リンカルを使った統計的なデータや科学的根拠を示した論文などはありません。しかし、ある医療機関ではリンカルを使った場合の男の子の出産率が73%だったという結果が報告されています。病院によって症例数などが違うため、一概には言えませんが、一般的には70〜80%程度ではないかとされています。
実際、二人目は男の子が欲しいと思い、リンカルを摂取して妊娠したところ、男の子が生まれたといった例もあるようです。
男の子の産み分けを希望するとき、リンカルを入手して試してみたいと考える方もいるでしょう。リンカルは、「リンカルS」という名称で販売されており、購入する方法はいくつかあります。
リンカルは、産み分けの指導を行っている病院で売られていることがあります。産み分けの一環として、産婦人科などで処方される形となります。ただし、取り扱いがない産婦人科もあるため、希望する場合はあらかじめ電話などで確認しておくと安心です。
医療機関でリンカルを処方してもらう場合、他の産み分け方法についてアドバイスがもらえ、排卵日を正確に把握しやすくなるという利点もあります。
また、ネット通販でリンカルを購入するという選択肢もあります。この方法では、病院を受診する必要がなくなるため、手間は少なくなります。しかし、体に直接摂り入れるものなので、販売元が信頼できるかどうかという視点を持つことが大切です。
なお、リンカルの値段は購入先によって違いがあり、医療機関で処方してもらう場合も、自由診療となるため価格にはばらつきがあります。
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商品によって用法用量が異なりますが、1日4錠服用するものが一般的のようです。リンカルの効果が出始めるまで2〜3ヶ月ほどかかり、その間、2日間以上連続で飲み忘れた日があると、リセットされてしまうため、妊娠のタイミングもずれてきます。
飲み忘れがないよう、パートナーにも協力してもらいましょう。また、妊娠した後も安定するまでは服用することが推奨されています。
リンカルは授乳中に服用しても問題ないとされていますが、産み分けを望む場合、排卵日がある程度特定しやすくなる「断乳後」から服用をはじめ、2ヶ月程度経って生理が安定してから妊娠する方が良いとされています。
また、リンカルは葉酸といった他のサプリメントや、風邪薬、痛み止めといった薬と併用しても問題ないとされており、副作用なども報告されていません。
しかし「大量に摂取すれば産み分けできる確率が上がる」というものでもありません。商品ごとに決められた用法用量は、正しく守って使用しましょう。また、飲み合わせについて不安な点がある場合は、医師や薬剤師に確認しておくと安心です。
リンカル以外の産み分け方法も知っていると、併せて行うとことができます。
リンカル以外に広く用いられている産み分けの方法として、膣内をアルカリ性または酸性に傾ける作用がある「産み分けゼリー」や、排卵日から膣内がアルカリ性、酸性いずれかに傾いている時期かを特定して性交する「タイミング法」といった方法があります。
◆産み分けゼリー
性交時に膣内に直接注入して使用するものであり、原料にはビネガーなどの食物が使われています。女の子がほしい場合には膣内を酸性に傾けるピンクゼリーを使用します。男の子がほしい場合は、アルカリ性に傾くグリーンゼリーを使うことになります。
◆タイミング法
膣内は酸性の状態を保っていますが、排卵日が近くなるとアルカリ性になります。女の子を希望する場合は排卵日の2日前に、男の子を希望する場合は排卵日の当日に性交するようにすると、産み分けにつながるとされています。
ただし、覚えておきたいのは、リンカルを含めたこれらの産み分け方法の効果は100%ではないということです。実践したからといって、必ずしも希望通りの性をもった胎児を妊娠できるとは限りません。「おまじない」くらいに捉えておきましょう。
産み分けをより強く希望するご夫婦もいることと思います。そんなご夫婦に選択肢の一つとして、ぜひ知っておいていただきたいのが、日本国内にいながら着床前診断を受けることができる「B&C Healthcare着床前診断プログラム」による産み分けです。
着床前診断では、体外受精した受精卵が「胚盤胞」という状態に成長した段階で、細胞を数個程度採取し、22組の常染色体と1組の性染色体の異数性を調べます。
この検査では、体外受精でできた胚を調べ、異常のない胚だけを子宮に移植することで、染色体異常の発生や流産を防ぐことが可能になります。
性染色体がXYであれば男性、XXであれば女性というのは広く知られていますが、B&C Healthcare着床前診断プログラムでは、染色体の異数性を調べる際、性染色体のXYまたはXXの結果も開示されるため、いずれか希望する性染色体を持つ受精卵のみを選んで子宮に移植することができます。
そのため、数ある産み分け法の中で最も高い確率(統計上98%以上と言われています。)で産み分けが可能になるという訳です。
B&C Healthcare着床前診断プログラムの流れは次のようになります。
1 日本国内の提携している医療機関で体外受精を行う
2 受精卵、または受精卵から細胞を採取し増幅させたDNAのみを検査機関に輸送する
3 米国の検査機関にて着床前診断を実施
4 検査結果の連絡が来る
5 受精卵を輸送した場合は日本の医療機関に返送される
「受精卵そのものを輸送する」といった方法のみではないため、2度凍結が心配なご夫婦は、DNAのみを送る方法を選ぶことができるのも特徴です。
産み分けを強く希望されるご夫婦、より確率が高い産み分け方法をお探しのご夫婦は、B&C Healthcare着床前診断プログラムを検討してみてはいかがでしょうか?