赤ちゃんを産むなら女の子がいいと考えている方はいらっしゃるでしょう。一般的に女の子は病気に強く育てやすいとされており、大きくなれば一緒に買い物やファッションを楽しむこともできます。
今回は女の子の赤ちゃんを授かりたい女性へ向けて、妊娠中の性別のジンクスから医学的に産み分ける方法までを幅広くお伝えしていきます。
すでに妊娠している場合、お腹の赤ちゃんが女の子だとどんなサインが現れるのでしょうか。妊娠中の性別にまつわるジンクスからご紹介しましょう。
女の子の妊娠中はつわりが重くなるというジンクスがあります。ただし、地域によっては男の子の方がつわりが重いという真逆のジンクスも存在するようです。
女の子を妊娠していると、果物やお菓子などの甘いものが食べたくなるというジンクスがあります。男の子の場合ではしょっぱいものや辛いもの、フライドポテトなどのジャンクフードが食べたくなるといわれています。
妊娠すると、だいたい4ヶ月頃からお腹のふくらみが目立ちはじめます。お腹が横に広がるように大きくなると女の子、前に突き出すように大きくなると男の子といわれることもあります。
妊娠中にママの顔つきがやさしくなると女の子、険しくなると男の子というジンクスがあります。自分ではわかりにくいため、周囲に聞いてみてもよいでしょう。
かかとの内側のふくらみで性別を見分けるジンクスもあります。一般的に妊娠中に左足のかかとがふくらんでいると女の子、右足のかかとだと男の子といわれています。
リフレクソロジーによると、かかとの内側が子宮の反射区にあたるそうです。ただし、ふくらみを押すと子宮に刺激を与えるおそれがあるので、調べるときは強く触らないようにしましょう。
人差し指と薬指の長さを比べたときに、人差し指が長いママは女の子を授かりやすい傾向があるそうです。逆に薬指が長いママは男の子を授かりやすい体質とされています。
韓国にはママの指の長さと子どもの性別について調べた論文がありますが、やはり人差し指の長いママの子どもは女の子が多いという結果が得られたようです。とはいえ傾向なので、ジンクス程度と考えておくとよいでしょう。
2人目の妊娠中であれば、上の子の太ももをチェックしてみましょう。妊娠中の赤ちゃんが女の子の場合は上の子の太ももに2本以上の線、男の子の場合は1本の線があるそうです。
また、上の子のつむじが右巻きだと上の子と同じ性、左巻きだと上の子と反対の性になるといわれています。
女の子の赤ちゃんを産み分けるための食べ物やジンクスはあるのでしょうか。女の子を希望する方が実践しているものをまとめてみました。
女の子の赤ちゃんを産みたい女性は、酸性の食べ物を選ぶとよいといわれています。「女の子の遺伝子を持つX染色体は酸性環境に強い」ということが根拠となっているようです。
酸性の食べ物としては、肉類全般や米・パン・パスタなどの穀類、バター・ヨーグルトなどの乳製品があります。
ちなみにアルカリ性の食べ物には、野菜全般や海藻類、豆、きのこなどがあります。女性とは逆に、男性はこれらアルカリ性の食べ物を摂取するとよいそうです。
ただし、人体のpHは通常一定に保たれているため、食べ物で調整するのは実際には難しいでしょう。あくまでジンクスのひとつと考えておくのが無難です。
中国式カレンダーは、13世紀頃の中国において男女出生記録を統計学的に計算することで生み出された表です。
中国式カレンダーでは、女性の数え年と受胎月の組み合わせで赤ちゃんの性別が予想できるとされています。逆算すれば産み分け用途として使うことも可能です。
似たものとしてブラジル式カレンダーというものも存在します。ブラジル式カレンダーはアメリカ人、中国式カレンダーはアジア人で的中率が高いとされているようです。
いずれも占いの一種であり、信憑性はありませんが、楽しむ程度に取り入れてみてもよいでしょう。占うときは、中国式カレンダー(ブラジル式カレンダー)の自動算出サイトを使うと便利です。
ここまで赤ちゃんの性別にまつわるジンクスや占いをご紹介しましたが、医学的な方法で産み分けを実践するにはどうしたらよいのでしょうか。産み分け専門の産婦人科クリニックで採用されている方法を見てみましょう。
女の子の遺伝子をもつX染色体は酸性環境に強いという特徴があります。この性質を産み分けに利用するのがタイミング法です。
排卵日が近づくにつれて膣内はアルカリ性に傾いてしまうため、排卵日の2日前にタイミングをとっておくとX染色体をもつ精子が有利になります。
また、男の子の遺伝子をもつY染色体は寿命が短いので、排卵日の2日前にタイミングをとるとY染色体をもつ精子が淘汰され、X染色体をもつ精子が残るといわれています。
ピンクゼリーは、膣内のpHを酸性に傾ける産み分け用のゼリーです。性交時に膣内へ注入することで、X染色体にとって有利な酸性環境を作り出すことができます。
ピンクゼリーは産み分け専門の産婦人科クリニックで購入できるほか、ECサイトでも販売されています。体内に注入して使うものなので、市販品を購入する場合は信頼できるメーカーのものを選ぶようにしましょう。
性交時にオルガスムスを感じると、子宮頸管からアルカリ性の性質をもつ粘液が分泌されます。X染色体はアルカリ性に弱いため、女の子を希望する場合はあっさりしたセックスで、粘液の分泌を避けるのが望ましいとされています。
これらの医学的な産み分け法を実践した場合でも、女の子が産まれる確率を100%に近づけるのは難しいとされています。
タイミング法やピンクゼリーを併用したときに女の子が産まれる確率は、およそ7~8割ほどです。女の子を強く希望する方にとっては少々頼りなく感じられるかもしれません。
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【医師監修】男の子の赤ちゃんを産み分けたい!ジンクスから医学的な方法まで解説
残念ながら、100%の確率で女の子を産み分ける方法は今のところありません。
ですが、受精卵の染色体を調べられる着床前診断であれば、技術的には高精度の産み分けが可能です。どういうことなのか、詳しく説明しましょう。
着床前診断は、体外受精で得た受精卵の一部を採取して染色体を調べる検査です。染色体の異常や先天性遺伝疾患の有無を調べることを目的として行われます。
着床前診断は、性染色体を見分けることも可能です。複数の受精卵のうちX染色体をもつものを選んで子宮へ移植すれば、女の子を産み分けることができます。
着床前診断の産み分け精度は約99%です。受精卵が得られない、妊娠が継続しないといったリスクも当然考慮しなければなりませんが、現時点においてもっとも産み分け精度が高い方法といえるでしょう。
日本では、不妊症や不育症、重篤な遺伝子疾患のリスクがある方などを対象に着床前診断が実施されています。ただし、産み分けを目的とした着床前診断は受けることができません。
産み分けを目的とした着床前診断は、倫理上の観点から日本産科婦人科学会が認めていないからです。とはいえ、検査を受けること自体は違法ではありません。アメリカでは産み分け目的の着床前診断が認められているので、渡航して検査を受ける日本人のご夫婦もいらっしゃいます。
また、近年は受精卵の一部をアメリカに凍結輸送して検査を実施する着床前診断サービスも登場しています。こうしたサービスを利用すれば、渡航せずに高精度の産み分けを行うことが可能です。
お腹の赤ちゃんの性別を知るためのジンクスや産み分けのおまじないは数多く存在しますが、いずれも医学的根拠はありません。
医学的な方法としてはタイミング法や産み分けゼリー、さらに精度を上げたい場合は着床前診断という方法があります。
着床前診断の専門エージェントである株式会社B&C Healthcareでは、着床前診断に関する詳しい資料をご用意しております。家族の未来を叶える第一歩として、目を通してみてはいかがでしょうか。