妊娠が分かった直後は、とにかく無事に生まれてくることを願うばかり。ですが、安定期に入って落ち着いてくると「赤ちゃんの性別はどっちかな?」と気になりはじめてくるものですよね。
そこで今回は「赤ちゃんの性別ジンクス」を徹底的に集めました。妊娠中の方もすでに出産された方も、本当に当たっているのかどうかぜひチェックしてみましょう。
赤ちゃんの性別を占うジンクスは、大部分がママの身体の変化にまつわるものです。どうやって性別を見分けるのか詳しく見ていきましょう。
つわりの重さで性別を占うジンクスです。つわりが重いと男の子が、軽いと女の子が産まれるといわれています。
ただしつわりが重いと女の子、軽いと男の子という逆のジンクスもあるようです。
妊娠中にしょっぱいものが食べたくなると男の子、甘いものが食べたくなると女の子といわれています。
男の子の場合、しょっぱいもののほかに酸っぱいもの、または辛いものが食べたくなるというパターンもあるようです。
妊娠中~後期になると、ママのお腹が目立つようになります。このときお腹が突き出ていると男の子、横に広がっていると女の子とされることが多いようです。
妊娠中のママの脈で占うジンクスです。左腕の脈が強いと男の子、右腕の脈が強いと女の子といわれています。
ですが、健康な状態であれば左と右で脈の強さが変わることはありません。一説によると、希望の性別を無意識に強く押さえるために左右差を感じるのではないかといわれています。
ママの表情で占うジンクスです。きつい顔つきになったら男の子、やさしい顔つきになったら女の子といわれています。
妊娠前と比べてどう変わったかがポイントです。ママ本人は変化に気づきにくいので、身近な人に聞いたり、妊娠前後の写真を見比べたりしてみましょう。
胎動は早い人で妊娠4か月から、遅い人で妊娠7か月から感じ始めます。胎動のジンクスは胎動が激しくキックしてくると男の子、グニュグニュとゆっくり動いていると女の子というものです。
全く逆で、グニュグニュゆっくり動くと男の子、キックしてくると女の子とするジンクスもあります。
妊娠中のママのかかとをチェックする方法です。両足のかかとの内側を見比べたとき、右がふくらんでいたら男の子、左がふくらんでいたら女の子といわれています。
かかとの内側は、リフレクソロジーでいう子宮の反射区なのだそうです。ジンクスの起源は不明ですが、もしかしたらこうした知識がもとになっているのかもしれません。
ちなみに、かかとのふくらみを押すと子宮を刺激してしまうおそれがあります。出産までは強く押さないようにしましょう。
妊娠中、ママの体毛が濃くなったら男の子、薄くなったら女の子というジンクスがあります。
妊娠中は女性ホルモンとともに男性ホルモンの分泌も増えますが、このバランスは人によってまちまち。お腹や顔回りの体毛が濃くなる人もいれば、逆にツルツルになる人もいるようです。
ですがママのホルモンバランスと赤ちゃんの性別を結びつける科学的根拠はなく、あくまでジンクスのひとつとして考えられています。
性別のジンクスはママだけではありません。パパの仕事や普段の食生活が赤ちゃんの性別に影響するという説もあります。さっそく見ていきましょう。
パパがパソコンに囲まれた環境で仕事をしていると、女の子が産まれやすくなるといわれています。
「電磁波が影響する」という理由がまことしやかに囁かれていますが、統計学的に明らかな根拠を示すものはありません。あくまでもジンクスの範囲を超えるものではなさそうです。
パパが普段からコーヒーを愛飲していると、男の子が産まれやすくなるといわれています。
一説によると、コーヒーに含まれるカフェインによって精子の運動率が高まり、もともとスピードの速いY染色体(男の子)が有利になるのだとか。
ですが科学的根拠は乏しく、別の研究ではカフェインが妊娠率を下げるという報告もあるので、飲み過ぎはおすすめできません。
パパというより夫婦関係のジンクスですが、家庭内でママが強ければ男の子、パパが強ければ女の子が産まれるという噂があるようです。
夫婦の力関係が赤ちゃんの性別に影響するとは、なんともユニークなジンクスですね。
上の子のつむじや太ももの線で見分けるジンクスもあります。2人目の赤ちゃんを妊娠中の方はぜひチェックしてみてください。
上の子のつむじを見るジンクスです。つむじが右巻きだと上の子と同性、左巻きだと異性の赤ちゃんが産まれるといわれています。
上の子のつむじが2つある場合は、より大きい方のつむじで判断するようです。
上の子の襟足を見るジンクスです。尖っていれば男の子、尖っていなければ女の子が産まれてくるといわれています。
上の子の太ももをチェックする方法です。「線が1本入っていると男の子、2本だと女の子」といわれています。
赤ちゃんの性別を当てるジンクスはまだまだあります。最近SNSで目にするラムジーメソッドやベビーナブもあるので、エコー画像がお手元にある方はぜひチェックしてみましょう。
ママをはじめ、家族が見る夢に赤ちゃんが登場することがあります。夢と同じ性別の赤ちゃんが産まれてきたと語る人も多いことから、ジンクスのひとつとして定着しているようです。
ですが「夢とは反対の性別の赤ちゃんが産まれる」という逆の説もあり、どちらを信じるかは本人次第です。
ひもを通した5円玉をママのお腹の上でゆらして、前後に動けば男の子、円を描くように動けば女の子というジンクスです。
赤い糸を使う、自分の髪の毛を糸代わりにするなどの方法があります。
ママの数え年と受胎月で赤ちゃんの性別を占う方法です。13世紀の中国で王朝宮中の男女出生記録をもとに作成されたといわれています。
ブラジル式カレンダーというものもあり、アジア系の人種は中国式、アメリカ系の人種はブラジル式カレンダーの方が的中率が高いのだとか。
生年月日と受胎月を入力するだけで判断してくれるサイトがあるので、試してみるといいでしょう。
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【医師監修】中国式産み分けカレンダーの確実性とより精度の高い産み分け方法について
エコー画像を見たときに、赤ちゃんの胎盤が左右のどちらに偏っているかで性別を判断する方法です。
欧米で人気の方法ですが、実際に診断してもらった人の声は「当たった」「当たらなかった」とさまざま。あくまでもジンクスのひとつといえそうです。
ベビーナブも、ラムジーメソッドと同じく欧米で人気の方法です。妊娠12週以降になると赤ちゃんの生殖結節(性器の元になる部分)を確認することができますが、この部分は英語で「ベビーナブ(赤ちゃんの突起)」と呼ばれています。
赤ちゃんを横から撮影したエコー画像を見て、ベビーナブが背骨に対し30°以上傾いていたら男の子、傾きがなくほぼ平行であれば女の子の可能性が高いそうです。
ですが足やへその緒をベビーナブと見間違えることもあるため、正確に見分けるのは至難の業なのだとか。医学的根拠もまだ乏しく、クリニックで判定に使われることはありません。
赤ちゃんの性別ジンクスをご紹介しましたが、いずれも明確な科学的根拠はありません。
当たるという人もいれば当たらなかったという人も多いため、占い程度にとどめておくのがいいでしょう。
妊婦健診のエコー検査で性別が分かるのは、男の子で妊娠15週、女の子で妊娠18週が目安です。
さまざまな事情から「産まれてくるのは絶対女の子がいい!」「次は男の子希望」というご家庭も多いでしょう。
性別は受精のタイミングで決定するため、本気で産み分けを考えるなら妊活中に行動する必要があります。
産み分けでよく使われるのはゼリーやリンカルです。女の子を希望する場合はピンクゼリー、男の子を希望する場合はグリーンゼリーを使います。
リンカルは妊娠する2か月前から継続的に飲み続けるカルシウム製剤です。男の子を希望するときに使います。
ですが、ゼリーもリンカルもそれほど精度の高い産み分け法ではありません。これらを活用しても、産み分けが成功する確率はおよそ7割。産み分けをしなくても確率は5割であることを考えると、精度が高いとは言い切れません。
「もっと精度の高い産み分け法はないの?」と考えるご夫婦に注目されているのが着床前診断です。
着床前診断では、体外受精によって取り出した受精卵の染色体を調べます。希望の性別の受精卵を子宮に戻すことで、理論上は産み分け精度を高めることができるというわけです。
ただし、日本国内のクリニックでは産み分けを目的とした着床前診断は認められていません。受精卵の性別を知ったうえで着床させるには、規制のない海外で診断を受ける必要があります。
赤ちゃんの性別を知るためのジンクスは、今回ご紹介したものだけでもおよそ20通りの方法がありました。今も昔も、赤ちゃんの性別がいかに大きな関心事であるかがうかがえます。どちらかの性別を強く希望する場合は、妊活前から産み分け法を実践するといいでしょう。
産み分け法の中でも、科学的に精度が高いとされているのは着床前診断です。最近は日本にいながらにして受けられる着床前診断プログラムも登場しています。
株式会社B&C Healthcareでは、着床前診断について詳しく解説した資料をお配りしています。興味のある方はぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。