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【医師監修】産み分けにリスクはある?自然法・医療法の違いや注意点を徹底解説

2025.07.09
産み分けにリスクはある?自然法・医療法の違いや注意点を徹底解説

産み分けを考えるご家庭が増えてきましたが、「本当に安全なの?」「リスクはあるの?」と不安を抱える声も多く聞かれます。自然法から医療介入まで手段はさまざまですが、どれにも少なからずリスクが潜んでいるのが現実です。妊娠の機会を逃してしまう可能性や、精神的・経済的な負担、さらには社会的な課題にまで影響が及ぶケースもあります。

 

この記事では、産み分けの代表的な方法ごとに考えられるリスクを整理し、「どんな人がどの方法を選ぶべきか」についても丁寧に解説していきます。後悔のない選択をするために、ぜひ最後までご覧ください。

 

産み分けにおけるリスクとは?

産み分けにおけるリスクとは?

産み分けとは、希望する性別の子どもを授かるために、性別の決定に影響を与えるとされる方法を取り入れることを指します。一見すると前向きで無害な選択肢のように感じられますが、実際には妊娠の成立に影響を及ぼしたり、精神的な負担を生じさせたりするリスクも伴います。

 

さらに、方法によっては高額な費用がかかるうえ、身体的な負担や倫理的な課題も無視できません。産み分けは「絶対に成功するもの」ではないため、専門家との綿密な相談が重要です。

 

自然な産み分け法のリスク

タイミング法やゼリー、食事の工夫など、自然な産み分け法は手軽さが魅力ですが、見落とされがちなリスクもあります。以下で詳しく見ていきましょう。

 

タイミング法が招く妊娠機会の減少

男の子を希望する場合は排卵日当日、女の子なら排卵日の2日前など、タイミングを限定する方法は有名です。しかしこの手法は、性交渉のタイミングを絞ることになるため、結果として妊娠のチャンスを減らすリスクがあります。

 

特に年齢が上がると排卵周期が不安定になりやすく、狙ったタイミングを逃すと次の周期まで待たなければなりません。その間に焦りやストレスが蓄積し、精神面にも悪影響が及ぶことがあります。希望の性別を重視するあまり、妊娠そのものが遠のいてしまうケースもあるのです。

 

ゼリーや食事法に効果の根拠が乏しい理由

市販の産み分けゼリーや、アルカリ性・酸性の食品を意識した食生活などは、性別に影響を与えるとされる方法ですが、科学的な根拠には乏しいのが実情です。

 

体内の環境が精子の動きに与える影響は完全には解明されておらず、食事やゼリーだけで性別が左右されるわけではありません。過度に依存してしまうと、思うような結果が得られなかったときに落胆が大きくなり、「やるだけ無駄だったのでは」と後悔につながることもあります。情報の真偽を見極めながら、あくまで補助的な手段として考える必要があります。

ストレスや不安による精神的負担

産み分けに真剣に取り組むほど、希望どおりの結果が得られなかったときのショックは大きくなります。毎月のタイミングを計算し、食事に気をつけ、生活を管理する中で妊娠できなかったり、希望の性別でなかったりする結果が重なると、自分を責めてしまう人もいます。

 

また、夫婦間で協力できない場合、片方にばかり負担がかかることで関係性が悪化するケースも見られます。産み分けを続けることで妊娠自体が苦しい経験になってしまわないよう、無理のない取り組みが求められます。

 

医療的な産み分け法のリスク

医療的な産み分け法のリスク

医療機関で行う産み分けは成功率が高いとされますが、その分コストや身体への負担、倫理的な課題も見過ごせません。以下で詳しくみていきましょう。

 

精子選別法の限界と成功率

産み分け法のひとつとして知られる「精子選別法」では、X染色体とY染色体の重さの違いを利用して、希望する性別の精子を分けて人工授精を行います。しかし、精度は高い成功率をうたうクリニックもありますが、実際には50~60%とする意見も多くあり、必ずしも希望どおりの性別になるわけではありません。

 

さらに、精子に人工的な操作を加えるため、精子の運動性や受精能力に影響を与える可能性があるとも指摘されています。これにより妊娠率が下がってしまうケースも報告されており、決して万能な方法ではない点に注意が必要です。

 

体外受精とPGT-Aの費用・倫理的課題

体外受精に着床前診断(PGT-A)を組み合わせることで、染色体の状態から性別を特定し、希望する性別の受精卵を選ぶ方法があります。この方法は性別選択の確実性が非常に高く、99%以上とも言われますが、倫理的な問題が大きく取り沙汰されています。

 

日本では、生命倫理の観点から「性別選択の目的でのPGT-A」は学会のガイドラインによって制限が設けられていますが、海外の検査機関で検査を受ける方法で実施することは可能です。しかしながら、高額な費用がかかるため、経済的負担は非常に重くなります。

 

身体的負担と副作用の可能性

医療的な産み分け法は、ホルモン剤の使用や排卵誘発剤、採卵手術など、女性の身体に直接的な介入を伴います。これらの治療は通院の手間に加えて、腹痛・倦怠感・ホルモンバランスの乱れなど副作用が起きるリスクもあります。

 

また、排卵数が増えることにより多胎妊娠の可能性が高まり、妊娠中のリスクや出産後の育児負担にも影響を及ぼすことがあります。身体的負担を軽視すると、妊娠・出産の本来の目的を見失ってしまう恐れがあります。

 

産み分けは年齢や体質によってリスクは変わる

産み分けは年齢や体質によってリスクは変わる

産み分けの影響は誰にとっても同じではありません。年齢や体質によって、リスクの大きさや選択すべき方法も大きく変わってきます。

 

高齢出産と妊娠率の関係

35歳を超えると、卵子の質が徐々に低下し、自然妊娠の確率が下がることがわかっています。この時期に産み分けを目的としたタイミングの調整を行うと、妊娠のチャンスをさらに減らすことになりかねません。

 

また、年齢が上がると卵巣機能や子宮内環境の変化によって排卵周期が乱れやすくなり、狙ったタイミングを見極めるのが難しくなります。高齢での産み分けは、単なる希望ではなく妊娠の難易度自体を高める要因になり得るため、年齢に応じた慎重な判断が必要です。

 

不妊治療中の人が産み分けを避けるべき理由

すでに不妊治療を受けている場合、治療の目的は「妊娠そのものの成立」にあります。その中で産み分けを優先しようとすると、貴重な妊娠機会を逃すリスクが非常に高くなります。

 

たとえば、精子選別や着床前診断などを行うと、精子の運動性や受精能力の低下によって妊娠機会を逃しそれぞれに高度な技術や時間がかかり、治療スケジュールが延びる原因にもなります。

 

また、不妊治療自体が精神的にも身体的にも負担の大きい過程である中、性別へのこだわりがさらにプレッシャーを生むことも少なくありません。まずは妊娠の成立を最優先に考えることが大切です。

 

産み分けは誰に向いているのか?

産み分けは誰に向いているのか?

産み分けの方法やリスクを理解したうえで、自分たちに合っているかを見極めることが重要です。判断の指針となる視点を紹介します。

ライフステージ・目的別の判断基準

産み分けに向いているのは、妊娠の確率が比較的高い年齢層で、妊娠までの猶予があり、精神的にも余裕をもって臨める人です。たとえば、すでに第一子を出産済みで「次は異なる性別の子を育てたい」といった家庭は、産み分けに積極的に取り組みやすい傾向があります。

 

一方で、高齢出産が視野に入っている場合や、不妊の懸念がある場合は、産み分けによって妊娠機会を減らすリスクの方が大きくなることも。家族計画の中で、何を優先するかを夫婦でしっかり話し合うことが大切です。

 

医師と相談すべきタイミングとは

産み分けを考える際には、早い段階で医師に相談することが賢明です。とくに30代後半以降の妊娠希望や、過去に流産・不妊治療の経験がある場合は、リスクの見極めがより重要になります。

 

自己判断でタイミングを誤ると、妊娠のチャンスを逃す可能性もあるため、排卵周期の確認やホルモン状態の把握など、医学的な視点での助言を受けることは安心材料になります。産み分けの成功率とリスクを冷静に比較し、適切な時期に専門的なサポートを受けることが後悔のない選択につながります。

 

まとめ|産み分けについて正しく理解して後悔のない選択を

まとめ|産み分けについて正しく理解して後悔のない選択を

産み分けは希望を叶える手段のひとつですが、その過程には予想以上のリスクや負担が伴う可能性があります。自然な方法であっても妊娠機会を減らしてしまったり、精神的なストレスを招いたりすることがあり、医療的な手法では身体への負荷や費用、倫理的な配慮も求められます。

 

何より重要なのは、「なぜ産み分けをしたいのか」という思いを明確にし、パートナーと十分に話し合ったうえで納得のいく選択をすることです。

 

着床前診断で染色体に異常のない受精卵を選ぶことで、性別だけでなく、妊娠後のリスク軽減にもつながる可能性があります。産み分けや将来の出産に不安がある方は、B&C Healthcareのような専門知識と実績を持つ専門企業に相談することで、より納得のいく選択ができるでしょう。

監修

三橋裕一先生
ひなたクリニック

2007年よりひなたクリニック開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動中。婦人科で行うVIO脱毛(介護脱毛)を積極的に行い、日本医学脱毛学会の理事も務める。産婦人科学会専門医、日本スポーツ協会スポーツドクター、北海道フードマイスター、利酒師、焼酎利酒師の資格を持ち、おいしい食べ物、酒をこよなく愛する

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