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【医師監修】確実な産み分けは可能?膣内の酸性濃度を利用した産み分け方法をご紹介

2021.04.13

男の子、女の子を産み分けるために、確実な方法はあるのでしょうか?今回は膣内の酸性濃度に焦点を当て、家庭で実践できる産み分け方法をお伝えしていきます。授かった赤ちゃんはどちらの性別でも可愛いものですが、性別についてご希望がある方は参考にしてみてください。

 

産み分けのためには膣内の酸性濃度(pH)を調整しよう

 

「産み分けの確率を少しでも上げたい」とお考えの方は、膣内環境について理解を深めておきましょう。家庭で実践できる産み分けには、この膣内環境を考慮したものが多いためです。

 

精子には女の子が生まれる「X精子」と男の子が生まれる「Y精子」があります。卵子の染色体は「X」なので、どちらの精子で受精するかが赤ちゃんの性別を左右します。染色体の組み合わせがXXのときには女の子、XYのときには男の子が生まれます。

 

X精子とY精子では、それぞれ活動しやすくなる条件が異なります。女の子が生まれるX精子は寿命が2〜3日と比較的長く、酸性の環境に強いです。それに対して、男の子が生まれるY精子は寿命がわずか1日であり、アルカリ性の環境に強いです。このように、精子の種類によって、寿命や働きやすい酸性濃度に違いがあるのです。

 

女の子がほしいなら膣内を酸性に、男の子がほしいなら膣内をアルカリ性に保つことが基本となります。膣内は基本的に弱酸性であり、普段は細菌などの侵入を防ぐ作用を担っています。ところが、排卵日には膣内がアルカリ性に傾くため、この酸性濃度の違いを活用して産み分けを試みる方もいます。

 

性交渉の密度で酸性濃度をコントロールして産み分ける

 

膣内の酸性濃度は排卵日に変化しますが、それ以外にも「性交渉の密度」によって左右されるという見方があります。通常は弱酸性に保たれている膣内は、女性がオーガズムを感じることで中性〜アルカリ性になると考えられているのです。膣分泌液は弱アルカリ性であり、それによって膣内の酸性濃度がアルカリ性に傾くとされています。

 

このことから、女の子がほしいときは酸性を保てるように淡白な性交渉を行います。また、男の子がほしいときはアルカリ性に近づくように濃厚な性交渉を行うことで、産み分けの一助になると考えられています。これも膣内の酸性濃度に着目した産み分け方法の一つです。

 

ゼリーで膣内の酸性濃度を調整して産み分ける

 

膣内の酸性濃度を調整するために用いられる「産み分けゼリー」もあります。これは産み分け用品の一つであり、膣内をアルカリ性に傾けるグリーンゼリー、酸性に傾けるピンクゼリーの2種類が知られています。

 

男の子を希望するならグリーンゼリー、女の子を希望するならピンクゼリーを選択し、性交渉のときにゼリーを膣内に注入します。ただ、できるだけ膣内からゼリーが流れ出ないように注意する必要があるため、腰の下に枕を置くなどして角度を調整しましょう。

 

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酸性とアルカリ性の食べ物で産み分ける方法とは

 

食べ物を工夫することによって、男の子と女の子を産み分ける確率を上げようとする考え方があります。食べ物で体の酸性濃度を酸性やアルカリ性に傾けるというものです。

 

◆男の子を産み分けたい場合

男の子が生まれやすくなる条件としては、膣内をアルカリ性に傾ける必要があります。アルカリ性の食べ物には、野菜、果物、海藻、豆類などがあります。男の子がほしい場合、女性がこれらアルカリ性の食べ物を積極的に食べる方法が選ばれているようです。逆に男性は肉料理などを食べて体を酸性に傾けると良いとされています。

 

◆女の子を産み分けたい場合

女の子を産み分けたい場合には、膣内を酸性に傾ける必要があります。女性は肉や魚などを食べて体を酸性に傾け、男性は野菜や果物などアルカリ性の食べ物を意識して食べる方法が用いられます。また、「酸性」というイメージの強い酢を取り入れるようにする方もいます。

 

実際には食事の内容によって酸性濃度が傾くことはないとされており、体内の酸性濃度は一定に保たれています。したがって、食べ物による産み分けに関しては医学的根拠が乏しいといえます。そして、栄養のバランスを考えることは不可欠であるため、肉だけ、野菜だけなど極端な食事にならないように注意が必要です。

 

ほぼ確実に産み分けたいなら着床前診断という選択肢も

 

膣内が「酸性かアルカリ性か」という酸性濃度の違いに焦点を当てた産み分け方法は、いくつも種類があります。どれも家庭で実践できる取り組みであり、少しでも産み分けの確率を上げたいご夫婦にとっては、実践してみる価値があるかもしれません。

 

ただ、やはりどの方法も確実ではないため、ご夫婦であれこれと取り組んだ末、産み分けに失敗してしまうという可能性もあります。

 

「どうしても女の子がほしい」「男の子が生まれるなら2人目もほしい」など、ご希望のあり方や強さは十人十色です。強いご希望をお持ちの場合は「着床前診断」という選択肢を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

 

◆着床前診断とは

着床前診断は、体外受精を行って得た受精卵の染色体異常を調べ、着床率を上げ、流産を減らすことを目的とした検査です。母体の年齢とともに受精卵に異常が生じる割合が増加しますが、異常があると着床に至らなかったり、流産につながったりする可能性が高まるといわれています。

 

◆着床前診断で産み分けできる理由

受精卵を検査するときには性別もわかるため、希望の性別の子供が生まれる受精卵を選ぶことによって、ほぼ確実な男女の産み分けが可能となります。日本では着床前診断を受けるための制限が多く、産み分けを目的とした場合は検査の対象になりません。しかし、アメリカなどではファミリーバランシングという目的で産み分けが行われています。

 

◆日本で受けられるB&C Healthcareの着床前診断

日本でも、海外に渡航する必要がなく着床前診断を受けることができるプログラムはあります。株式会社B&C Healthcare(B&C Healthcare)という会社の着床前診断では、日本の医療機関で体外受精を行い、受精卵または受精卵から取り出した一部の細胞をアメリカに輸送します。輸送先のアメリカの検査機関は豊富な実績を有しています。

 

B&C Healthcareの着床前診断は、アメリカに検体を輸送する仕組みを採用しているため、男女の産み分けが目的の場合でも受けることができます。産み分けゼリーや食べ物で酸性濃度をコントロールする方法では、確かな産み分けを行うことが難しいです。しかし、B&C Healthcareの着床前診断であれば、高確率で男女の産み分けが可能となります。

 

男女の産み分けに向けて取り組むにあたり、より確実な方法を選びたい方は、B&C Healthcareの着床前診断プログラムを検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

監修

一倉絵莉子 先生
六本木ヒルズクリニック

産婦人科医 / 六本木ヒルズクリニック 日本産科婦人科学会専門医、日本女性医学学会会員 日本大学医学部卒業。川口市立医療センター、北里大学メディカルセンター産婦人科等に勤務。

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